
商品を安く仕入れ、その価格より高く売る『転売』。
『転売』は『商売の基本』みたいな方法なので、初心者の方にも理解しやすく始めやすい副業です。
しかし、最近は『チケットの転売』など、悪いニュースで『転売』という言葉を聞くようになり、『転売って違法なのでは?』と思ってしまう方も多いかもしれません。
今回は、そんな『転売』について説明します。
目次
『転売』とは
『転売』で稼ぐしくみは、非常に簡単です。
商品を安く仕入れて、その価格よりも高い値段で売り、差額が利益になります。
商品を仕入れるので『部屋の中が商品の山になってしまうのでは?』と思ってしまう方もいるかもしれないですが、やり方によっては家に在庫を置く事なく行える方法もあります。
たまに『せどり』という言葉を耳にしますが、『せどり』も古本を扱った転売の一種です。
まずはどんなジャンルの商品を販売するのか考える
『転売』をするには、まず何を売るのかを決めなければいけません。
一番良いのは、『自分が得意なジャンルの商品』や『好きなジャンルの商品』を売ることです。
『自分が得意なジャンルの商品』や『好きなジャンルの商品』は、自分で売れ筋の商品がわかりますし、通常いくらくらいで売られているのかもわかるはずです。
また自分が好きな物なので、その商品の問い合わせを受けても簡単に答えられると思います。
転売の始め方
ここからは『転売』の始め方を説明します。
『転売』は、やる事自体は非常にシンプルで3つの手順しかありません。
売れ筋の利益を見込めそうな商品を探します。
リサーチで見つけた商品を実際に仕入れます。
商品を販売し、発送作業を行います。
それぞれの作業を詳しく見てみましょう。
商品のリサーチ
『商品のリサーチ』は『転売』を行うのに、とても重要な手順になります。
『商品のリサーチ』によって成功するか失敗するかが決まってしまうと言っても過言ではありません。
商品のリサーチは以下のような事を行います。
- 人気がある商品はなにか?
商品を売る為には、その商品に人気がないと売れません。
ネットショップなどを調査して売れ筋の商品を探します。 - いくらくらいで販売できるのか?
その商品を販売する場合、いくらくらいで売れそうなのかを調査します。 - ライバルは多いのか?
いくら売れている商品だからといって、他に売っているショップが多いと全く売れません。
ライバルチェックは非常に大事です。 - いくらで仕入れられるのか?
販売価格と仕入れ価格の差が利益になりますので、仕入れ価格は非常に大事です。 - 送料などの費用はいくらくらいかかりそうか?
商品を販売する際、販売価格以外にも手数料や送料などが必要になってきます。
意外とかかってしまうので調査しておきましょう。
これらの調査を行って、利益が大きい商品を探します。
初めのうちは、なかなか商品を見つける事が難しいと思いますが、慣れてくると比較的簡単に見つかるようになります。
商品の仕入れ
『商品のリサーチ』で売りたい商品が決まったら、その商品を仕入れます。
商品の仕入先
『商品の仕入れ』は、実店舗に行って直接購入したり、ネットの店舗から仕入れます。
・リサイクルショップ
・ホームセンター
・家電量販店
・中古CD・ゲームショップ
・古本屋
『ディスカウントストア』などは、セールや特売などが行われている時があり、かなり安く商品を仕入れられる事があります。
『中古CD・ゲームショップ』なども、高く売れるような掘り出し物の商品が、安く買える場合があるのでおすすめです。
・yahoo
・アマゾン
『ネットショップ』では、たまにセールなどが行われているので、それらを利用すれば、かなり安く商品を仕入れる事ができます。
・ヤフオク
・ラクマ
『フリマ』や『オークションのサイト』は、基本的に個人売買を行う為、比較的商品を安く仕入れる事ができます。
ただし、一般の人から購入する事になるので、届いた商品が写真と全く違っていたり、説明文と違う物が届いたりと、いろいろなトラブルもあるようです。
海外から仕入れてみる
商品の仕入れは、日本国内だけとは限りません。
・日本では高く販売されているのに、海外では安く手に入るもの
・有名ブランドの日本未販売モデル
など、利益が出そうな商品がたくさん存在します。
『海外仕入れ』と言うと躊躇してしまいそうですが、現地まで出向いて仕入れるわけではなく、ネットで購入できてしまいますので安心してください。
『海外仕入れ』の主な仕入れ先は以下の2つです。
現在、中国は世界中の会社が工場を置いており、商品を安く作る為には欠かせない国となっています。
中国からの仕入れは、商品をかなり安く仕入れられるのですが、1個当たりの利益が少ないので『薄利多売』という形になります。
中国から商品を仕入れるには、『アリババ』や『タオパオ』で商品を探し、輸入代理業者を通じて輸入します。
欧米から輸入する商品は、ブランド物などの高級な商品が多いです。
ブランド物の中には、日本では販売されていない商品などもあり、それらの物は高く売れるので大きな利益となります。
欧米から商品を輸入するには、『ebay』や『海外のアマゾン』で商品を探し、直接送ってもらうか輸入代理業者を通して輸入します。
海外から商品を輸入する場合、注意点があります。
商品の代金以外に、下記のような金額がかかります。
・国際送料
・代行業者の手数料
・税金(関税・消費税)
・為替手数料
これらの金額を上乗せしてどれくらいの利益が見込めるかを、リサーチの段階で調査する必要があります。
商品の販売
商品を仕入れる事ができたら、その商品を販売します。
販売する場所よって商品を変えてみる
商品を販売する際、『メルカリ』や『ヤフオク』などを利用する事になりますが、それぞれ利用者層が違うので出品する商品を変えましょう。
【メルカリ】
『メルカリ』は、10~20代の女性が多く利用しています。
その為、メルカリで販売する商品は『レディースの洋服』や、『かわいい感じの雑貨』などが売れます。
【ヤフオク】
『ヤフオク』は、男性の利用者が多く、年代も高めです。
『オーディオ機器』や『カメラ』などがよく売れます。
不用品を売ってみよう
『商品のリサーチ』『商品の仕入れ』『商品の販売』と、『転売』を行うにもいろいろな作業があります。
全てを一度にやろうとすると、きっと途中で嫌になって挫折してしまうでしょう。
そうならない為にも、まずは身の回りの不用品を販売して『販売の作業』に慣れましょう。
身の回りにある不用品は、仕入れているわけでもないので、売れなくても損をしません。
そんなリスク0の状態で、売れればお金になりますし、部屋にあった邪魔な物も減ります。
さらに、商品写真の撮り方や、商品説明文の書き方の練習にもなり、商品のアップから、販売、梱包して発送するまでの一連の流れをテストできます。
要らない本などを売って販売する感覚を掴みましょう。
『転売』の注意点、デメリットは?
ここまで『転売』について説明してきましたが、『転売』にはどんな『注意点』や『デメリット』があるのでしょうか?
これから始めようと思っている方は、下記の事にご注意ください。
売れ残ると在庫を抱えてしまう
『転売』は、売れて始めて利益になる副業ですから、売れないとそのまま商品が在庫として残ってしまいます。
売れないと完全に赤字ですし、売れない商品が部屋に積まれていくのも邪魔になります。
最悪、赤字覚悟で値段を下げて売ってしまうしかないのですが、部屋に売れない商品が山積みになっていると精神的にもかなり凹みます。
禁止されている物を販売しない
販売している場所には必ず『販売してはいけない商品』があります。
例えば以下のようなものです。
・ブランド物のコピー品
・転売目的で仕入れたチケット
・海賊版のCD・DVD
・賞味期限や消費期限が短い物、または切れている物
・医薬品
・アルコール類
・たばこ
・アダルト商品
上記以外にも禁止されている商品はたくさんあります。禁止されている商品は、販売しているサイト毎に違いますので規約をよく確認してください。
規約を読んで、禁止されている商品は絶対に売らないように気をつけましょう!
初心者でも稼げる『転売』のやり方とは まとめ
今回は、『初心者でも稼げる転売のやり方』について紹介しました。
- 『転売』は安く商品を仕入れ、それよりも高い値段で販売し利益を得る方法。
- 自分の好きなジャンルの商品を販売した方がやりやすい。
- 『転売』で行うのは『商品のリサーチ』『商品の仕入れ』『商品の販売』の3つの手順。
- 『商品の仕入れ』は、海外からも行える。
- 『商品の販売』は、販売する場所によって商品を変えてみる。
- 始めは不用品などを販売して、販売する事に慣れてみる。
- 売れ残ると在庫を抱えてしまう。
- 禁止されている商品を販売すると、アカウントが削除される可能性があるので注意する。
転売は、商品を安く仕入れ高く売って利益を得るという、とてもわかりやすい副業です。
やり方次第でかなり稼ぐ事ができますので、是非試してみてください。